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近大戦は悔しい敗戦になりました
　
　昨年は4月5月で6試合をこなしましたが、今年はこれが2戦目です。久々のゲームなので応援する方にも力が入ります。

（前半）
　今回も京大はコイントスに勝ったようですが後半チョイス。キックは4回生大塚君です。番号は今年から#7に変わっています。ナイスキックで相手の攻撃も16ヤード付近から。京大ディフェンスも動きがよく、相手攻撃も３＆アウトに仕留めて、パントで攻守交替。京大のリターナーは2回生#5立花君です。
　前半のQBは2回生#19田中君。京大最初の攻撃は大上君による伝統のランで始まります。さらにWR#1河野君にロングパスが決まり大きくゲインしレッドゾーンまで。しかし、4thダウンショートになりギャンブル。ここはFB#45川端君にボールを持たせて素早いプレーで突っ込み成功しますが、その後、ゴール前でTDに至らず、FGで3点先取。１Q残り時間5分13秒。
　近大の次の攻撃シリーズも３＆アウト。1度も1stダウンを取れずに攻撃権放棄。野球で言えば3球三振みたいなものです。ディフェンスはここまで安定しているように思えます。次の京大の攻撃もテンポよく、相手陣にどんどん進んで行きますが、レッドゾーンに入って痛恨のファンブルで攻守交替。近大の攻撃になりますが、フォルススタートの反則もあり罰退で、ここも３＆アウト。なかなかいいディフェンスです。
　京大攻撃時、4thダウンになります。パントすると見せかけてなんとパントフェイク。しかし近大もすかさず反応して成功せず。逆に自陣深くからの相手攻撃になりピンチを迎えます。ここで近大はTDを取ります。さらに前半残り2分を切って近大に2本目のTDを奪われます。ここまで堅実なディフェンスでしたが、反則やタックルミスが痛いところです。
　しかし、残り時間わずかになって、京大もテンポよく攻めます。残り時間1分を切ったところで、まだ50ヤード付近でしたが、ここからうまく攻めます。WR#82白根君に小気味のよいパスがどんどん決まり、最後も白根君にTDパスが決まります。とても気持ちのよい攻撃でした。10-14で前半終了。

（後半）
　後半は3回生#18亀苔君がQBで出てきます。身長もあり落ち着いてプレーをしています。3Qはどちらのチームも攻めあぐねています。結局、３Qはどちらも追加点ならず。京大は後半に2回生を次々と投入してきていますが、いい経験を積んでいると思います。これからの成長が楽しみです。
　４QのQBは2回生#16山本君。経験はアメフトではなくサッカーのようですが、とても投げ方がよく、パスターゲットが見つからないでスクランブルになった時も、落ち着いて走って1stダウンを取っていました。また、ショベルパスも披露していました。圧巻は残り時間2分を切ってからの2回生RB#29入山君へのショベルパスからのTD！ 2回生が大活躍です。入山君も身長160cmと小柄ですが、ディフェンダーが対応できません。今IBMビッグブルーで活躍している髙木君（住友商事）を思い起こさせます。都立西高出身ですが、アメフトではなくサッカー経験者です。これで京大、17-14で逆転です。
　試合終了まで1分半。近大の攻撃ですが、ファンブルが発生し、ターンオーバーで京大攻撃と思いきや、京大のオフサイドの反則で、近大の1stダウン。これで気落ちしたのかどうかわかりませんが、この後、どんどん近大が攻め込んでいきます。そして最後は近大WR#83加減君にパスが決まり、そのまま走りこんでTD。最後まで守りきれません。昨年の関大戦を思い出します。最後の最後に逆転されて17-21で敗れました。

　春はいろんなことを試す時期かもしれません。QBはそれぞれの特徴が出ていてこれからの成長が楽しみです。また、2回生が多く出ていましたが、とてもいい経験をしたと思います。最後で守りきれないところは反省点ですが、この悔しさをバネにさらに成長してください。今回の試合を見ていて、これからがとても楽しみになってきました。

2回生立花君	2回生QB田中君
メジャーの結果わずかに届かず4thダウン	FB川端君への素早いプレーでギャンブル成功
前半終了直前に	白根君へのロングパス
パス成功でTD	３Qは亀苔君がQBに登場
2回生DB深堀君	2回生LB助村君
関西学生最重量級のDL中野君（130kg）	2回生DB磯野君
RB宮路君	４QのQBは2回生山本君
柔らかいフォームでパスを投げます	2回生WR祐谷君
小柄ながら大活躍の2回生RB入山君（#29）	この山本君のショベルパスで入山君がTD