最終節の関大戦に惜敗しました
 ここ数年、最終戦は関大と戦っています。3年前の勝利は記憶に残っています。
京大は、ここまで1勝しかしていません。11月22日の王子スタジアムでのDiv.Iの最終戦の関大戦を勝利で飾ってほしいところです。
 
(前半)
 関大レシーブで試合が始まりました。京大のキックオフ・ラッシュも早く、相手を22ヤード付近で止めました。関大の最初のドライブは50ヤード付近まで進まれるも、4thダウンになり、関大のパント。うまくコントロールして蹴って、京大陣7ヤード付近からの京大の攻撃ドライブ。最初のプレーはRB#35田嶋君のランで6ヤードゲインします。しかし攻撃が続きません。パントになり50ヤード付近まで返すのがやっと。その後、関大はパスを決め、レッドゾーンまで攻めてきます。しかし、京大も強烈なタックルです。さらにDL#33岡本君のQBサックなどでロスさせます。4thダウンになり、関大はFGを狙います。しかし、失敗してターンオーバー攻守交替。スペシャルチームがよくプレッシャーをかけました。ここでWR#10玉木君が大きく走ってロングゲイン。さらにフリーフリッカーのスペシャルプレー。QB#17林田君からWR#83山本君、さらに林田君にボールを戻して、WR#82白根君にロングパス。その後、TDには至りませんでしたが、FGを狙います。ここで京大は交代違反の反則(人数が一人多かったようです)。5ヤード下がりますが、K#85大塚君は落ち着いて蹴って3点先制します。2Q残り9分42秒。
 さらに関大のファンブルで攻撃権を得た京大は、WR#10玉木君のラン、WR#82白根君へのパスなどで、ゴール前まで攻めていきますが、ここもTDに至らずFGで3点追加。6-0になりました。その後も関大がパスを受けた後に京大のタックルでボールを落としターンオーバー。しかし、前半、残りわずかになってから関大も攻めてきます。ロングパスが決まりゴール前まで。そしてTDパスが決まり、前半は6-7で折り返します。


最終戦のランニング

コイントスで関大がレシーブ

ディフェンスは4回生が#47伊藤君一人という
苦しい布陣

最初の攻撃は、田嶋君による伝統のラン

大塚君が長いFGを決めます

これで3−0と京大が先制しました

WR#10玉木君がジェットモーション

RB#21大上君

さらに京大がFGを決めて6-0とリード

しかし、前半終了間際に関大もTDパスを決める


(後半)
 京大のレシーブ。田嶋君がフレッシュを取り、相手陣35ヤード付近まで。続いてTDパスを投げますが失敗。ここで#88佐々木君が1stダウン更新。ゴール前で、WR#27向川君にTDパスが通ります。これで京大、12-7と逆転です。3Q残り6分59秒。PATは相手のブロックで京大陣の方に転がります。これを関大選手がつかんで走りますが、なんとか阻止しました。PAT失敗ということになりますが、これで相手にエンドゾーンまで走られるとセイフティと同じ2点が相手に入ります。
 いよいよ最終Qです。あとは守りきるだけです。関大は絶妙のコントロールドパント。エンドゾーンギリギリのところでボールを止めます。この試合、何回か素晴らしいパントを関大はみせました。苦しいところからの京大の攻撃、結局、パントになりますが、大きく陣地は回復できません。いっそのこと、昨年の立命館戦であったようなわざとセイフティにして2点を相手に与えてポジションをよくするといったことも策としてあったのではないかと思いました。(ただしFGで追いつかれる得点差なのでよいとは限りません)
 またもゴール前での守りです。ここまでディフェンスは4回生が伊藤君のみという苦しいところでしたが、1つ前のプレーから吉村君が、そして橋君が入ってきました。これで気合が入ったのか、ゴール前の攻防で、相手のボールを掻き出したのか、ターンオーバーになりました。攻守交替で京大陣5ヤードからの攻撃。大事なところで相手のタッチダウンを阻止しました。その後も、関大がパントしますが、これもゴールラインギリギリでエンドゾーンに入り、タッチバックになりました。本当にうまいパントです。タッチバックなので20ヤードからの攻撃になります。
 残り時間5分34秒、さあ、このドライブはランを中心に時間をかけて攻撃し、相手に攻撃の時間を残さないようにしてもらいたいところです。しかし、残り時間3分14秒で京大のパントで攻撃権放棄。関大フェアキャッチで、京大陣24ヤード付近からの関大攻撃。なんとか止めて欲しいところです。関大、残り時間1分25秒、関大は4thダウン7になってギャンブルにきます。この時点では、京大の勝ちを確信していたのですが、その後、ギャンブルに成功され、数プレーでパスでゴール前まで攻めてこられました。最後はTDパスを決まられました。ほんの数プレーで50ヤード近くパスでゲインされてしまいました。試合終了直前で12-14に逆転されてしまいました。残り時間わずかで正確なパスを通し続けた関大も素晴らしいのですが、京大のタイムマネジメントにも課題が残ると思います。直前の京大のドライブのときに、パスではなく、ランで時間を消費してほしかったのと、神戸大学がよくやっているように、時間ギリギリでスナップして、時計を進めるようにすればよかったのかなと思いました。(神戸大学はベンチからディレイオブゲームにならないように秒読みをしながら、時間をかけて時間を使っています) まあ、昨年の龍谷大学戦は、逆のパターンで勝利を得ましたが。詰めの甘さは今年を通しての課題だったかもしれません。


QB#17林田君から

TDパスが投げられます

競う合いの中でWR向川君が

キャッチして待望のタッチダウン

最終Q、大事なところで吉村君が戻ってきました

ゴール前の攻防で橋君が入ります

密集の中で

京大がボールを確保しターンオーバー

ディフェンスからオフェンスに交代(#99→#17)

関大のパントは絶妙のコントロール

玉木君のゲイン

時計の進み方が気になります。

応援席は祈るような気持ちです

相手を4thダウンに追い込みました

そして関大はギャンブルを選択

4thダウン7で関大QBはパスを選択

この土壇場で20ヤードのパスを決められました

さらにゴール前までパスをパスが通ります

残り58秒

そしてTDパスを決められます

逆転されました

激闘でした

 これで今年のDiv.Iの試合は終了しました。4回生はこの4年間いろいろあったと思いますが、ここまでよく頑張ってきました。この経験は、これからの人生にきっと役に立つはずです。
 2週間後には入れ替え戦が待っています。これも試練です。今の4回生は、水野監督の最後の教え子達ですので複雑な気持ちになりますが、負けるわけにはいきません。最後まで悔いのないように頑張ってください。


関大の女性応援団長

マスコミが多く集まっています

4回生の記念撮影です。怪我に泣かされた人
も多かったのですが最後まで頑張りました。

試合が終わりました
王子スタジアムは静かな夕暮れに包まれます


1Q

2Q

3Q

4Q

京都大学

0 6 6 0 12
関西大学 0 7 0 7 14



(写真)

(試合前)
(前半)
(後半) 


京大メンバー表

関大メンバー表

 (2014.11.23)


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