★近畿大学と対戦しました

 2013年9月14日、EXPOで近大と対戦しました。18:40キックオフでしたのでナイターでした。
京大、この試合も後半チョイス。K#85大塚君のキックオフで試合開始。リターナーが20ヤードくらい
走り、近大、25ヤード付近から攻撃開始。この最初のドライブは京大ディフェンスがなかなか相手を
止められずどんどんゲインされます。京大陣に入ってからエンドゾーンまで35ヤードくらいのところで
4thダウン3なりますが、近大、タイムアウトを取った後、果敢にギャンブル。京大ディフェンス陣は、
まだ動きが硬く、あっさりギャンブルを許してしまいます。しかし、最後は京大もなんとか踏ん張り、
TDは許さずにFGトライに。近大の蹴ったボールはポストをそれて失敗。かろうじて失点は免れました。
 さあ、次は京大の最初の攻撃です。フレッシュは1度取ったものの、次にQB#19小原君の投げた
ミドルパスを、なんと近大#1塚本君がインターセプト。京大は自陣深くで苦戦を強いられます。
相手QBがTDパスを投げます。失敗するも京大パスインターフェアの反則を取られました。
ただ、ここはTDを許してしまうので仕方がなかったところです。なんとか凌ぎたかったところですが、
最後はTDを奪われます。PATも成功し、近大7点を先制します。
 次の京大の攻撃、スペシャルプレーが出ます。内側に切り込んできた岡部君にハンドオフしたものを、
山本君にリバース、さらに小原君にまたトスで戻してから、小原君がロングパス。WR#10井上喜介君が
フリーでしたが残念ながら決まらず。惜しい。結局、このドライブもパントで攻撃権放棄。1Qはほとんど
近大の攻撃でした。
 2Q最初の京大攻撃もダウン更新できず。どうしたのでしょうか。2Qの残り時間3分を切った頃からも
京大、反則が目立ちます。相手パントをキッカーに当たったということでラフィング・ザ・キッカーの反則
を取られます。攻撃権交代ではなく、相手のオートマチック1stダウンということで、相手に1stダウンが
与えられてします。ここでDB#14小林冬芽君のインターセプトが出て、そのプレーは帳消しになりますが、
今度は京大選手の反則(ターゲッティング)が危険行為とみなされ、資格没収(1試合分は出場停止)に
なりました。これは今年からとくに強化された罰則です。(詳しくは、TD誌今月号(October)のp.67に
解説してあります)
これらのパーソナルファウルは、故意にしたものではありませんが、気を付けてもらいたいところです。
その後も京大の反則がありました。残り時間がわずかになって、RB#7鈴木君が走ります。残り時間、
1分を切っています。しかしどうも攻めきれません。近大ディフェンスはブリッツで、小原君に襲い掛か
ります。結局攻めきれず、残り時間2秒で44ヤードのFGを狙います。しかし、風の影響か、外してしま
います。前半を終わって、0-7。どうした京大。自分たちのゲームが出来ていないという印象です。


近大QB#7中田君は大型で走ります

近大LB#1塚本君がインターセプト

#7鈴木君がQBの位置に

前半終了間際のFGは決まらず


 後半は京大レシーブ。このドライブは、なんとか相手陣40ヤード付近までいくものの、4thダウンになり、
パント。その後、ディフェンスもがんばり、近大のパントですが、ラッキーバウンドで京大50ヤード付近から
の攻撃。岡部君のラン、山本君へのパスで1stダウンを取ります。そしてまたもスペシャルプレー。岡部君
がQBの位置に入り、WRの山本君にボールをわたし、そこからWR#10井上喜介君にロングパス。これは
見事に決まりました。ゴール前あと数ヤードです。鈴木君が押し込もうとしますが、TDに至らず。次の攻撃
でも鈴木君が突っ込みますが、これがフェイクで実は小原君が右サイドをボールを持って走り抜けてTD。
小原君にはこのプレーがあります。このドライブはとてもよかったとと思います。大塚君のPATも決まり、
ようやく追いつきました。これで7−7の同点に。
 続く近大の攻撃ドライブは京大陣40ヤード付近で4thダウンに。ダウン更新まで8ヤードくらいあるので、
パントと思っていましたら、なんとパントフェイク。パンターが下からボールをひょいと投げ、なんと成功。
完全に裏をかかれました。次の京大の攻撃を期待していた観客席からは、えーという驚きと落胆の声が。
こういったプレーがモメンタムを変えます。なにか嫌な予感です。ディフェンスは気持ちを入れかえて、
なんとかFGに留めました。しかし、またもや近大3点リードです。
 第4Qになりました。3点ビハインドの状況ですが、京大の動きもよくなってきました。そして、ついに岡部君
の20ヤードのTDランがでました。観客席は、この試合初めてのリードに大盛り上がりです。
残り時間10分。ここからはミスは許されません。1プレー毎にハラハラドキドキ緊張していきます。近大は
リードされたのかが原因かはわかりませんが、少し上ずっているところが出てきました。QBがスクリメージ
ラインを越えてパスを投げたりします。一方の京大も、ロングパスを投げてインターセプトをくらいました。
ここはもったいなかったかもしれません。京大ディフェンスは頑張ります。このピンチを切り抜けました。
 残り時間4分20秒で近大の攻撃。ここが京大の正念場です。ここでディフェンスのビッグプレーが出ます。
近大レシーバーがパスをはじきますが、それを京大LB#99高橋君がうまくかすめ取りインタセプト。
ここまでも高橋君はいい動きをしていましたので、インターセプトでもしないだろうかとお父さんと話をしてい
ましたが、見事に実現しました。観客席でお父さんも周りから祝福されています。このターンオーバーが勝利
をぐっと引き寄せました。ただ、まだ時間は残っています。ここからは時計とにらめっこです。近大も踏ん張り、
残り時間2分半で京大陣深くで攻撃権を得ます。近大も必死です。4点差なのでTDが必要です。
京大ディフェンス、頑張れ!! 期待に応えて、ディフェンスはゲインをほとんど許しません。
そして4thダウンになり、近大はギャンブル。しかし、今度は阻止しました。攻撃権を得た京大は無理をし
ません。ランで時間をイートした後、ニーダウンで試合終了。最後までハラハラした試合でした。
 今日は、RB#7鈴木達雄君とRB#27岡部君がワイルドキャットから、ロングゲインをしていました。鈴木君
もうまいカットバックを随所で披露していました。ただ、この試合は、勝ったものの、反省点は多くあると
思います。次戦までには修正してください。
 あと、私事ですが、カメラの一脚を持っていくのを忘れてしまい、ペットボトル2,3本分くらいの重量のカメラ
を持っていましたので、撮影は大変疲れました。そのためブレている写真も多々あります。ご容赦ください。


WR#83山本君がパスするスペシャルプレー

見事に決まり、ゴール前まで。

TDが決まり、ようやく同点に

しかし、近大もFGで3点をリード

4Q、鈴木君のラン

岡部君の見事なTDラン



1Q

2Q

3Q

4Q

京都大学

0 0 7 7 14

近畿大学

7 0 3 0 10

写真(下記をクリックしてください)

 (前半)
 (後半)

(メンバー表)
 ★京大メンバー表

 rtv

 (2013.9.15作成)


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