★立命館大学と対戦しました。残念、勝ち目はあったのですが・・・

 春シーズンもそろそろ佳境に入りました。新生ギャングの真価が問われる立命館大学との試合。
おそらく、どちらのチームもこのゲームに向けてかなり準備してきていると思います。この日(5/25)の
大阪の最高気温は29.1℃を記録しました。キックオフは予定より10分遅れの16:10。選手たちは暑さとの
闘いもあります。

(1Q)
 京大レシーブで試合が始まります。立命の蹴ったボールはエンドゾーンに入り、タッチバック。25ヤード
から京大の攻撃開始。と思った瞬間、選手が12名の交代違反の反則。5ヤードの罰退。その後、小原君
からWR#10井上(喜)君に投げられたパスが、キャッチする前にレシーバーの邪魔をしたということで、
立命のパスインターフェアの反則。まあ、先ほどの京大反則の帳消しというところでしょうか。しかし、
その後、フレッシュが取れずにパント。素早くタックルし、相手のリターンもほとんど許さず。立命の
オフェンスもフルメンバーできます。しかし、京大ディフェンスもよく守ります。QB山口君が投げたロング
パスを、京大DB#29吉村君が高い身長を生かしてナイスカット。4thダウンになります。ここで立命は
50ヤード近いFGトライ。しかし決まりません。攻守交代しますが、ここもなかなかパスが決まらずパント。
相手攻撃も、京大がよく守り3&outで立命大もパント。両者攻めあぐねていましたが、均衡を破ったのは
立命館大学。WR#11頓花(とんか)君がパスを受けて、うまく右オープンを50ヤード走り切り、先制のTD。

(2Q)
 京大ディフェンスは頑張っています。立命RB#21の井上君もよく抑えています。京大オフェンスも、RB#27
岡部君がロングゲインします。しかし、立命ディフェンスが一気に小原君に襲い掛かり、ロスさせられてしま
います。4thダウンで、ここは京大もFGトライ。先ほどの立命の距離よりは少し短いですが、50ヤードのトライ。
K#85大塚君の蹴ったボールは、ゴールポストの方向に。決まりました。なんという素晴らしいキックでしょうか。
こういうキッカーがいるチームは強くなります。
 立命はパントで攻撃権放棄しますが、リターナー#83山本君がキャッチする前に、立命選手が山本君に
タックル(まあ、これは競った中での衝突みたいなところがありますが)。無防備なリターナーへの危険
行為として、15ヤード京大が前に進みます。ここで、RB#27岡部君が一気に走ります。残り20ヤード。
さらにWR#10井上(喜)君にパスが通り、残り10ヤード。ここで、RB#7鈴木君が一気に走り込み、たった
数プレーで待望のTD。K#2井上(耕)君のPATも決まり、10-7と逆転しました。
 立命も前半終了前、ロングパスなどを決めて京大陣に入ってきます。残り3秒でFGトライ。京大はタイム
アウトを取って、相手の集中力をそらせようとしますが、ここはきっちり決められて、同点で折り返しになり
ます。ここまで見ていると、ほぼフルメンバーできている立命に互角以上の戦いになっています。パスは
時折決められますが、とにかく京大ディフェンスが相手ランを抑えているという印象でした。


DB#29吉村君のタックル

K#85大塚君FG(50ヤード近くを成功させます)

今日はディフェンスが素晴らしかったです

京大最初のTD、RB#7鈴木達雄君(逆転)

しかし、立命は前半残り3秒で

FGを成功させ、同点で折り返し

ハーフタイムショーは高校チアリーディングで何度も日本一に輝いてる梅花高校チアによる演技。
観客はそのアクロバチックで華麗な演技に魅了されました。写真ではうまく撮れていませんが、空中
でひねりを加えて回転しているのはすごかったです。時々TVで箕面自由学園とのライバル対決が
放送されており、感動を呼んでいます。

ギャングのフェイスブックより(You Tube)


(3Q)
 大塚君のキックはエンドゾーンに入り、またもタッチバック。立命25ヤードからの攻撃。1stダウンを
更新されるも、その後、ディフェンスがいい守りをします。LB#3鶴薗君がナイスタックル。ロスさせます。
相手パントは、上にあがり、さらに逆方向に転がります。オフェンスに頑張ってほしいところでしたが、
立命もよく守ります。パントで京大も攻撃権放棄。ここはタッチバック。立命館25ヤードからの攻撃開始。
フレッシュを取られますが、ここでディフェンスのビッグプレー。立命QB山口君からRB井上君に投げら
れて横パスを、狙いすましたようにDB(LB)#99高橋君が奪い取り、そのままインターセプトリターンTD !!
素晴らしいプレーでした。PATは成功しませんでしたが16-10に。観客席は大盛り上がりです。高橋君の
お父さんも周りから握手攻め?
 3Q残り時間1分で京大4thダウンの状況で混乱。ギャンブルにいくかどうかでベンチとのコミュニケーション
が悪く、時間オーバーのディレーオブゲームの反則。これがモメンタムを変えたのでしょうか。結局パント
になりましたが、ここは相手のラッシュが素晴らしく、パンターの今井君に襲い掛かります。蹴ろうとしまし
たが、うまくいかず、こぼれたボールをつかんでそのままエンドゾーンまで。一瞬にして逆転されてしまいま
した。野球でフォアーボールの後の1球目を狙えというのがありますが、ミスから生じた一瞬のスキを突か
れた感じです。PATも決まり16-17と逆転されます。

(4Q)
 京大オフェンス頑張ってほしいところでしたがパント。京大ディフェンスも頑張りますが、立命QB山口君
からWR#11頓花君に投げられたロングパスが決まります。ゴール前まで攻められるも、ここは守って
ほしいところ。しかし、最後はまたも頓花君が難しいパスを飛び上がって受けてTD。その後は、京大も
岡部君がロングゲインするものの、インターセプトされターンオーバー。最後は立命に時間を支配され
結局勝つことができませんでした。
 立命大は、ディフェンス、オフェンス共にほぼフルメンバーで来ていましたので、立命館を追い込め
たことは評価できますが、京大は、交代違反やディレイオブゲームの反則が数回ありました。
こういったミスは勝敗に影響します。今回は、頓花君の個人技が光りました。秋には必ず勝ってください。


梅花高校のチア(高校で日本トップレベル)

なんと#99高橋君のインターセプトリターンTD

PATは成功しませんでしたが、リードします

RB#27岡部君のロングゲイン

DL#96富田君が井上君を止めてロスヤードさせる


1Q

2Q

3Q

4Q

京都大学

0 10 6 0 16

立命館大学

7 3 7 7 24


写真(前半)
写真(後半)

rtv

京大メンバー表
立命館大学メンバー表

 (2013.5.25作成)


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